忍者ブログ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

(1)

♪♪♪


太陽の日差しが、木々に降り注ぐ
その降り注ぐ、木々の中に、ぽつんと家がある


ログハウス風の家で、まわりにある森にとけこんでいた
その家のテラスに、パラサイトを立てて、寝ている青年がいた


キレイな体格に似合わない、アロハシャツと短パン
そして黒い短髪に、白い肌が妙に色っぽく見える青年


穏やかな時間が流れてるこの空間、しかし穏やかな時間は、ある声で破れてしまった。


「蓮夜ゃゃああー!!」


それは、あの黒髪の少女――……レイだった。


ドスドスと、青年がいる、テラスに向かっていくレイ。
その物音に気づいたのか、青年は起き上がる。


そして、瞳を開いた。
青年の瞳は、赤い真紅みたいな瞳をしていた。


そして、テラスにきたレイを見つめ、言った。


「おかえり、レイ……なに怒ってるんだ?」


ニコッと笑う青年に対して、レイは表情を変えないで青年に近づき、胸ぐらを掴んだ。


「蓮夜!! なんで昨日こなかったのよぉぉー!!」


とレイは、赤い真紅を持つ青年・蓮夜に問いただした。


蓮夜はキョトンとして


「え? 昨日なんかあったの?」


心底分からないように、首を傾げる。


ピキリッとレイの頭に、怒りマークがつく。


「昨日は! 依頼が! あった村に! 行って! 妖怪を! 蹴散らす! 仕事でしょ!」


一つ一つの単語を強調して、蓮夜に言い聞かせるレイ。


「? レイから何も聞いてないよ?」


「言った!! 夜に行くから、絶対くるようにって!! いちまんひゃくごじゅかいも!!」

「えー? なんのことー? オレ分かんないー 聞いてないー」


「っ! アンタが来ないせいで私の制服ボロボロになっちゃったじゃない!!」


蓮夜は、そう言われて、レイの制服へと視線を移した。


拍手[0回]

PR

カレンダー

02 2024/03 04
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

フリーエリア

最新コメント

最新記事

(02/15)
(01/15)
(01/09)
(01/02)
(12/02)

最新トラックバック

プロフィール

HN:
結城 レイ
性別:
非公開
職業:
どこぞの学生
趣味:
小物めぐり
自己紹介:
まいぺーす人間
ときに非情。ときに温和。ときに小説を放置。


好きなもの・メロンパン、小物、アンティーク、歌
嫌いなもの・大きな声(イライラします。あは☆←)
勉強、努力すること。
無事に大学にうかり家でだらだら


※ここにある記事の引用、パクリはしないでください。

バーコード

ブログ内検索

最古記事

(11/18)
(11/18)
(1)
(12/26)
(2)
(02/09)
(03/04)

P R

カウンター