世界の揺りかご
一次造作ぶろぐ
(5)
「レイ、新しい依頼が来たぞ」
ドアの向こうから、あの、白い狼の声がした。
「んー? え? もう?」
と、驚いた顔をするレイ
「ああ、都会のいっかくにある、森林体験所というところで
妖怪が出たらしい。」
「なんの妖怪?」
レイはロウに聞く
「……詳しい話は、風呂から出てからだ。前みたいに入りすぎて、倒れてもらっても困るのでな」
「むー分かった」
レイは一度、仕事の依頼を
風呂で聞いていた時に、のぼせて倒れた事があるのだ
異変に気づいたロウが、
風呂場を覗いたら倒れていて大騒ぎをしたのだ。
ザバッ
湯船から、出るレイ
「ロウ、出るから、蓮夜の所へ行っといて」
「わかった」
タタタと可愛らしい足跡が遠ざかっていき、聞こえなくなったのを
確認するとレイは、ドアを開いた。
そして
バスタオルを持って、髪や体をふいていく。
(しっかし……このごろ多いなぁ依頼が……
普通は、2ヶ月に一回程度なのに…)
ジャージに白いシャツを着ていくレイ
そして、着たあとに雫(しずく)が落ちる髪を、タオルで拭きながら
脱衣場をあとにした。
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プロフィール
HN:
結城 レイ
性別:
非公開
職業:
どこぞの学生
趣味:
小物めぐり
自己紹介:
まいぺーす人間
ときに非情。ときに温和。ときに小説を放置。
好きなもの・メロンパン、小物、アンティーク、歌
嫌いなもの・大きな声(イライラします。あは☆←)
勉強、努力すること。
無事に大学にうかり家でだらだら
※ここにある記事の引用、パクリはしないでください。
ときに非情。ときに温和。ときに小説を放置。
好きなもの・メロンパン、小物、アンティーク、歌
嫌いなもの・大きな声(イライラします。あは☆←)
勉強、努力すること。
無事に大学にうかり家でだらだら
※ここにある記事の引用、パクリはしないでください。