世界の揺りかご
一次造作ぶろぐ
(4)
「ほう……アレは『芯』か……
あれがあれば大丈夫か……『芯』は危険な時に、結界を張る道具だからな」
「そういうことー」
ニコリ、と笑う蓮夜
「蓮夜……いま思ったのだが……いつまでレイに『封』の事やアレを隠していくつもりだ?」
今度は、蓮夜の眉がピクリと動いた。
「……まだ……『封』の事やアノ事は……レイには早い……」
笑っていた顔が、少し固くなった蓮夜
「そうか…」
ロウは、静かに呟いた。
♪♪♪
「あーもう!蓮夜のバカヤロー!」
浴室で、叫び声をあげるレイ
ゴシゴシと、スポンジで、腕をあらっている最中だった。
そして、腕の先へいくと
1つの腕輪があった。
レイはジイッ、とその腕輪をみていた。
(……蓮夜が言うには、私の母親の形見だって言ってたけど、実感がない…)
その腕輪は鉄で出来ており、真ん中に、青のキレイな石が埋め込まれていた。
(……確か……私の両親は敵に追われて、ガケから落ちたって言ってたっけ……蓮夜が……)
ゴシゴシと、体を洗うレイ
(敵か―……どんな敵だったんだろう……)
ザバッ
お湯をすくい、
体にかけて泡を落とした。
そして、レイはバスタブへ入った。
ピチャン―……
レイは、手を伸ばす。
(……親の顔―……覚えてないんだもんなぁ……わたし……)
レイは、小さい時に両親をなくし、蓮夜の所に預けられていた。
あれがあれば大丈夫か……『芯』は危険な時に、結界を張る道具だからな」
「そういうことー」
ニコリ、と笑う蓮夜
「蓮夜……いま思ったのだが……いつまでレイに『封』の事やアレを隠していくつもりだ?」
今度は、蓮夜の眉がピクリと動いた。
「……まだ……『封』の事やアノ事は……レイには早い……」
笑っていた顔が、少し固くなった蓮夜
「そうか…」
ロウは、静かに呟いた。
♪♪♪
「あーもう!蓮夜のバカヤロー!」
浴室で、叫び声をあげるレイ
ゴシゴシと、スポンジで、腕をあらっている最中だった。
そして、腕の先へいくと
1つの腕輪があった。
レイはジイッ、とその腕輪をみていた。
(……蓮夜が言うには、私の母親の形見だって言ってたけど、実感がない…)
その腕輪は鉄で出来ており、真ん中に、青のキレイな石が埋め込まれていた。
(……確か……私の両親は敵に追われて、ガケから落ちたって言ってたっけ……蓮夜が……)
ゴシゴシと、体を洗うレイ
(敵か―……どんな敵だったんだろう……)
ザバッ
お湯をすくい、
体にかけて泡を落とした。
そして、レイはバスタブへ入った。
ピチャン―……
レイは、手を伸ばす。
(……親の顔―……覚えてないんだもんなぁ……わたし……)
レイは、小さい時に両親をなくし、蓮夜の所に預けられていた。
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プロフィール
HN:
結城 レイ
性別:
非公開
職業:
どこぞの学生
趣味:
小物めぐり
自己紹介:
まいぺーす人間
ときに非情。ときに温和。ときに小説を放置。
好きなもの・メロンパン、小物、アンティーク、歌
嫌いなもの・大きな声(イライラします。あは☆←)
勉強、努力すること。
無事に大学にうかり家でだらだら
※ここにある記事の引用、パクリはしないでください。
ときに非情。ときに温和。ときに小説を放置。
好きなもの・メロンパン、小物、アンティーク、歌
嫌いなもの・大きな声(イライラします。あは☆←)
勉強、努力すること。
無事に大学にうかり家でだらだら
※ここにある記事の引用、パクリはしないでください。