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(8)

妖怪は狂妖になってしまうと
瞳の色が赤くなり、自分の意思とは関係なく
人を襲ったり、森を破壊したりと凶暴になってしまう。


そうなると、レイたち
退治屋は、狂った妖怪を絶対に殺さなければならない。


これ以上、被害を増やさないために


「まぁ……もともと瞳の色が、赤い妖怪もいるから
違ってほしいんだけどねぇ」


「だね……」


レイ達は
妖怪を殺す、ということは、あまりしたくない
彼らも人間のように、同じ感情を持っているからなのだ



「アレ……?」


そういうと
レイは、あることに気づく。


「レイ、どうしたの?」


「ロウがいない」


今まで蓮夜の隣にいた
白い狼がいつのまにか、いなかった


「あー……たぶん狂妖って聞いて、イヤになっちゃったんじゃないかな?ろーちゃんも一応、オレらと住んでるとはいえ、妖怪の一種だからね」


「私……悪い事いったかな……」


レイは、申し訳なさそうに言う


妖怪のロウは
やはり同胞である妖怪を、狩りたくはないのだろう


「仕方ないさ、退治屋にいるってことは
そういうこともあるって、ろーちゃんも分かっているはずだし……」


蓮夜は、苦笑する




「私、すこし見てくるね」


レイはそう言って
蓮夜の部屋を立ち去ろうとした。


「あっ レイ、この仕事うけるか、先きめて」


レイは、しばし考えてから
「うけるー」と言って部屋を、出ていってしまった


蓮夜は
フゥとため息をついて、パソコンの画面を見た


そこには、拡大された黒い影が
2つ、赤黒いモノを光られていた



♪♪♪


うっそうとした森の中
レイが、ロウを探す。


「ロウー」


とレイは、森に声をかける。


「どこいったんだろう……ロウのヤツ」


その時、ピチャンという
水の音がする。


レイは、その音がした方向へ
草を、分けながら行く


そしてそこを抜けると
湖が広がっていた。


キレイな湖で、太陽が反射して
光っている。


「へぇ……こんなところに、湖なんであったんだ……きれー……」


そして、そこには
レイが探していた、ロウの姿があった

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HN:
結城 レイ
性別:
非公開
職業:
どこぞの学生
趣味:
小物めぐり
自己紹介:
まいぺーす人間
ときに非情。ときに温和。ときに小説を放置。


好きなもの・メロンパン、小物、アンティーク、歌
嫌いなもの・大きな声(イライラします。あは☆←)
勉強、努力すること。
無事に大学にうかり家でだらだら


※ここにある記事の引用、パクリはしないでください。

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