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(6)



レイが向かったのは
蓮夜の部屋だった。


廊下を歩きながら、髪をタオルでふく、レイ


(長髪だと、ふくの大変だなぁ――…… バッサリと切っちゃおうかな)


レイは、そんな事を考えながら、茶色いドアで足をとめた。



そして、ドアを開けて入っていく。


そこには、パソコンに向かう蓮夜と
その隣で座っている、小さいロウがいた。


「蓮夜、ロウ」


その声に反応して、こっちを向くロウ、しかし蓮夜は
パソコンの画面を見たままだった。


「レイ、こっちだ」


とロウがレイに言う


レイは、ロウ達に歩みより、蓮夜がみている
パソコンの画面を見た。



画面には
森林で歩いている、ハイキングの格好をした
老人や、若い男女がいた。


その森の中から
黒い、変なモヤのようなものが写ったかと思えば、
悲鳴とともに――血が画面いちめんに、広がった。


「うわっ…… ――殺されたの?」


レイは、蓮夜に問うた。


「いやー 死人は奇跡的、出てないよー」


レイは、蓮夜の言葉に、
ホッと胸をなでおろした


「このごろさぁ……多いよね。妖怪による事件」


レイが、疑問に思っていたことを
蓮夜に投げかけた。


「だね、でも仕方ないよ。人間が、悪い面もあるんだからー 自然を壊し、森を破壊し妖怪達が住む場所を、とっているしね」


妖怪達が住む場所は、森深くの人が来ない場所なのだが、このごろ都市化が進み、森や木々を切り裂き、深い森がなくなってきている。


住む所がなくなり、逃げ場を失った妖怪達は
人間に怒り、傷害事件を起こすことが、たびたびある


「まぁ……その話はさておき……でも、オカシイんだよねぇー」



んー……と蓮夜は考え込む。


「? 何が?」


レイが、蓮夜に聞く。



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プロフィール

HN:
結城 レイ
性別:
非公開
職業:
どこぞの学生
趣味:
小物めぐり
自己紹介:
まいぺーす人間
ときに非情。ときに温和。ときに小説を放置。


好きなもの・メロンパン、小物、アンティーク、歌
嫌いなもの・大きな声(イライラします。あは☆←)
勉強、努力すること。
無事に大学にうかり家でだらだら


※ここにある記事の引用、パクリはしないでください。

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